2020年のいろいろまとめ。
本やら映画やらのベスト。5選だったり10選だったりしますが、どれも順不同です。
本
・伴名練『なめらかな世界と、その敵』
強い先端性と古いものへの郷愁の同居。
・相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』
今年もっとも真相の開示シーンに引き込まれたミステリでした。
・阿佐田哲也『ドサ健ばくち地獄』
阿佐田哲也はたくさん読みましたが、賭博師の業が最も深く現れていたこれを。
・小田嶽夫『城外 夜ざくらと雪』
初期芥川賞。どこか素朴なところが良いです。
・結城昌治『公園には誰もいない』
和製硬質ハードボイルドの傑作。
・矢部嵩『保健室登校』
技巧を凝らしまくりつつもそれだけでないものを感じさせる異形の狂気を描いたホラー。
・井上靖『魔の季節』
近年、井上靖は歴史ものの復刊が多いですが、現代ものが好きでたまりません。
・島田荘司『龍臥亭事件』
トリックやロジックよりも、島田荘司独特のストーリーテリングにおおいに魅力を感じました。
・野坂昭如『エロ事師たち』
こちらもアンダーグラウンドな人々の業を描きつつも、どこかとぼけていて陽性。野坂昭如ってけっこう明るいですよね。
・皆川博子『夜のリフレーン』
未収録作品集の幻想編。アポロンといっしょに読みましょう。
アニメ
・「モンスター娘のお医者さん」
軽めのアブノーマルアニメ、良いですよね。個人的にケンタウロスさんを目隠し緊縛した回が白眉でした。
・「恋する小惑星」
物語のスピードがけっこう速かったけれど、全体的には穏やか。好ましいバランスでした。
・「おちこぼれフルーツタルト」
これも軽めのアブノーマルアニメですね。こちらのほうがより業が深い気もする……。ニナロコに始まって、結果はゆちゃんにときめきました。
・「安達としまむら」
ものすごくまっすぐな百合ストーリー。安達さんの不器用さが胸に刺さります。
・「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」
虹ヶ咲は楽曲はずっと聴いていたのですが、こんなに素敵な物語を見せてくれるとは思っていませんでした。いままでのラブライブシリーズ特有の底抜けの陽気さだけでない、湿り気を感じさせるところが好きです。
映画
・スタンリー・キューブリック「アイズ ワイド シャット」
失敗している部分もあるのかな……という大作ですが、愛しい。
・アリ・アスター「へレディタリー 継承」
企みに満ちていて好き。
・オルギー・ダネリヤ「不思議惑星キン・ザ・ザ」
見終わってから印象が深まってくるへんてこSF。クー。
・ロビン・ハーディ「ウィッカーマン(1973年)」
不気味で不穏で気持ち悪くてとても良い。
・金田龍「ブギーポップは笑わない」
自分のなかのゼロ年代が詰まっているのかもしれません。
アニメ・声優ソング
・Peaky P-key「電乱★カウントダウン」
D4DJのなかではこちらを。いまのところピキピキとハピアラの楽曲がしっくりきます。
・Mashumairesh!!「キミのラプソディー」
Mashumairesh名義の曲はどれも良かったのでもっと聞きたいですね。1月からの新番組に期待でしょうか。
・鬼頭明里「23時の春雷少女」
鬼滅効果でバラエティ番組などにも出演されておりましたが、歌唱でもソロアルバムに虹ヶ咲、KiRaReと佳曲が目白押しでした。
・楠木ともり「ロマンロン」
今年ソロデビューしたばかりですが、本人が作詞曲も多く手掛けていてボーカルの表現力もたいへん高く、おそらくはゆくゆくは出るであろうアルバムにも期待したいです。
・上田麗奈「リテラチュア」
アルバム「Empathy」が高い期待に応えてくれた名盤でたいへん満足していたのですが、次いで出たシングルもまた名曲でした。
・フルーツタルト「ワンダー!」
・安達としまむら(CV:鬼頭明里と伊藤美来)「君に会えた日」
5選にしようかと思いましたが、この2曲を入れたいので7曲にしました。
映画感想『ブギーポップは笑わない Boogiepop and Others』
ここ数年は追うのが遅れてしまっていますが、原作、ことに初期5作品においては格別の愛着を持っているシリーズです。なので、かえって映画版を見るのをためらっていたのですが、アニメ版も終わってだいぶ経ったし、そろそろ見てみようかな……と思い視聴しました。
そんなわけであまり期待していたわけではなかったのですが、これがたいへんに楽しめる作品だったので、つらつらと感想を連ねたくなりました。雑に作ってしまえばB級ホラーで終わってしまいそうなところを意欲的な演出・脚本によって見応えのある作品になっていたという印象。
たしかに低予算映画っぽいややチープな雰囲気はありますし、俳優陣の演技も達者とは言えませんが、その90年代後半のガサッとした空気感、キャラクターの青臭さはなかなかに心地よいものでした。
個人的に一番の見どころは作品を象徴する冒頭の細切れとなったシーン。梶浦由記の美しい劇伴をブチンブチンと断ち切っていく演出は大胆で、これから先に期待を持たせてくれます。
序盤は原作からの改変は少なめで、木村明雄視点のラストシーンがホラー寄りのものからセンチメンタルなものに変わっているのが大きめのところでしょうか。これは丁寧で良かったと思います。
末真和子視点はかなり大胆に変えてきていて、これは賛否両論ありそうですね。個人的には2000年公開の映画でここまで百合を匂わせる見せ方をしていることに驚きました。これは公開当時に見たらピンとこなかったかもしれない、いま見ると新鮮さを感じる部分です。
問題はアクションを交えた終盤なのですが……これはちょっと全体的に上手いこといっていなかったかな、と感じました。演出の安っぽさ(マントの宇宙……)も目に付きますが、ブギーポップにアクション的な見せ場を与えるためか、マンティコアの退治とエコーズの発動の順番が逆になってしまっており、エコーズが命を賭した意味がわからなくなってしまっているのが難点ではないでしょうか。
というわけで、最後にややマイナスがあったものの、総じて原作との違いを味わうながら楽しめる作品でした。原作忠実再現派ではなければ一見の価値がある作品だと思います。
ちなみに、DVDには30分以上のメイキング映像が付いていて、これはいま見ると面白いですね。20年前の撮影風景というノスタルジーと、いまは芸能生活を引退しまっている人たちがちらほらいるということが味わいになっていました。20年前にわたしがいっしょに過ごしていた人たちはどこかで元気にしているのだろうか、という意味のない感傷が湧いてきました。オウ。
2019年いろいろベスト5 その2
続きです。前回の記事では映画・アニソン・本について書いたので、今回はアニメ・音楽アルバム・ラジオについて書いていきます。
アニメ
2019年に完結したものから選びました。
「私に天使が舞い降りた!」
あまり百合っぽくない百合姫作品。ひなたみゃー姉好きだけど、あれも百合かと言われると難しい感じがしますね。でもかわいいのでよろしいと思います。
「八月のシンデレラナイン」
女子野球ものは好き……。丁寧な物語運びに好感を持てる作品でした。ちょくちょく作画はあやしかったけれど……。
「さらざんまい」
2019年もっとも心動かされた作品。「輪るピングドラム」「ユリ熊嵐」と自分にとっては難解かな……と思わされる作品が続いていたのですが、こちらはたいへん良かった。繰り返しを多用した演出を積み重ねて、終盤のこれ以上ないほど力強いメッセージへの下敷きにした構成も見事でした。素晴らしい。
「女子高生の無駄づかい」
フリーダムな女子高生たちの馬鹿騒ぎを描いた愉しい作品。今年の百合作品におけるカップリングの可能性の多様さをもっとも感じさせる作品でした。仲良し関係は良い。
「荒ぶる季節の乙女どもよ。」
物語における熱量とストーリーテリングの巧みさをたいへん高度なレベルで両立させていた作品で、各回における情報量の密度も高いうえに引きの強さもあり、毎週次回が楽しみなアニメでした。
5選からは惜しくも漏れてしまいましたが、「グランベルム」もとても高い完成度を誇る百合ロボットアニメでたいへん楽しめました。ショートアニメでは「ソウナンですか?」「ビジネスフィッシュ」のコメディ2作が好き。あとはUAEからのイカれた刺客「フリージ」もすさまじかったです。
音楽アルバム
新作・旧作ごちゃごちゃで今年聞いたものから選びました。
・伊藤美来「PopSkip」
声優ソロアルバムではこれがいちばん好きかな。懐かしさを感じるシティポップを新しさのある音とスウィートなボーカルで展開する良いアルバムでした。ファーストに引き続きコンセプトが明確なのが良きですね。
一曲選ぶなら「土曜日のルール」。
・山下達郎「FOR YOU」
2019年の後半は山下達郎に熱中しておりました。初期の「SPACY」の若々しさや最近作の「Ray Of Hope」など、聞いたアルバムはどれも良かったですが、一作選ぶならこちらで。
曲単位ではボーナストラック「あまく危険な香り」がいちばん好きかな。オリジナル・ラブもカバーしているらしく気になってはいるのですが、まだ未聴。カップリングのみなのでサブスクリプションが手っ取り早いですね。
・八月のシンデレラナイン「あの夏の記憶」
アニメ作品に続いてこちらでも。5曲入りのコンパクトなミニアルバムですが、どの曲もキラキラしていて素敵。主に90年代J-POPからのセレクトされたカバー曲集なので、世代的にピンとくるというのもあるのかもしれません。
いちばん好きなのは「浪漫飛行」。伸び伸びとした気持ちになります。
・LIBRO「COMPLETED TUNING」
今年もぼちぼちヒップホップを聞いておりました。そのなかでもLIBROやEVISBEATSなどの穏やかな部分のあるミュージシャンに出会えたのが今年の収穫でした。
実はアルバム単位で何度も繰り返して聞いているわけではないのですが、「マイクロフォンコントローラー」が好きすぎるので5選に選びました。
・The Velvet Underground「The Velvet Underground & Nico」
海外も90年代ヒップホップやソウルなどを聞きつつも、やはり土台はオールドスクールなロックにあるのかな……と思いました。いまさらあらためて紹介するまでもない、地位の固まった名盤ですが、やはりこういうものはいつ聞いても良いものです。
5選から漏れた気になるものとしては、内田真礼「you are here」、西田望見「女の子はDejlig」、夏川椎菜「EP01」は声優ミニアルバムの良作。諸星すみれもまだあまり聞けていないので聞き込みたいです。
海外ものでは恥ずかしながら「Automatic For The People」しか聞けていなかったR.E.M.の「Green」が明るくてメロディも良い……名盤だ……となりました。ヘヴィメタルもちょっと聞いてみようかと思い手を出したPantera「Vulgar Display Of Power」も重めのドラムが心地よいアルバムでした。
2018年末に聞いたので外した作品では、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会「TOKIMEKI Runners」、Wu‐Tang Clan「Enter the Wu‐Tang: 36 Chambers」、The Notorious B.I.G「Ready To Die」をしょっちゅう聞いておりました。
ラジオ
「桑原由気と本渡楓のパリパリパーリィ☆」
ふたりしゃべりのラジオにおいて、パーソナリティの仲の良さを感じ取れるというのは素敵なことですが、このラジオも仲良し感がありとても良いです。ふたりともサービス精神が旺盛な人で、互いに引き当て合う相性の良さがうかがえます。
「西田望見・奥野香耶のず~ぱらだいす」
こちらも相性が良さを感じるラジオ。しっかりしているけれどどこか抜けている西田望見さんと、ふわっとしているけれど芯の固さを感じさせる奥野香耶さんの組み合わせはベストマッチ感があります。
「楠木ともりのともりるきゃんどる」
ここからはひとりしゃべりラジオ。楠木ともりさんはまだ先日20歳になったばりの若さですが、ひとりでも明晰にしゃべっていて、堂々としているなあ……と感じ入ります。笑い声の磊落さも素敵。
「小原好美のココロおきなく」
ゆったり系ひとりしゃべりの最高峰と思っているラジオ。ゆっくりめのペースと穏やかな声質の心地よさは他ではなかなか味わえません。プリキュアからの子どもリスナーや、その親や祖父母世代にも渡る幅広いメールが紹介されるのもうなずける番組です。
「鬼頭明里のsmiley pop」
こちらもややゆったり系のひとりしゃべり。飾らなさを感じさせる鬼頭あかりさんのトークはたいへん良い時間であります。等身大な雰囲気ですね。良い意味でなんとなく90年代後半の声優ラジオを思い出すのはなんでだろう……。
2019年はこんな1年でした。2020年もよろしくお願いします。
あと、あまりTweetもしていなかったですが、2019年は将棋、いわゆる「見る将」を楽しんだ1年で、NHK杯を毎週見たりネットで予選の結果を逐一チェックしてわくわくしておりました。今年は糸谷八段がタイトルを取ってくれればいいなあ。
2019年いろいろベスト5 その1
お久しぶりの更新です。2019年のお気に入りについて書いていこうと思います。例年10選でやっておりましたが、今年はちゃんとコメント書きたいな、と思い5選にしぼりました。
映画
・ミヒャエル・ハネケ「ベニーズ・ビデオ」
ハネケ作品のなかでも背徳感の強い特にダークなトーンな一作で、見終えてしばし放心してしまうような強烈な作品でした。
アンドレ・カイヤット「眼には眼を」
復讐の連鎖、毟り合い。うだるようなじんわりとした暑さを感じさせる画面づくりにねっとりとしたやりとりが絡みつく、粘っこい一作。
山田尚子「聲の形」
アニメ好きなのに、いままでろくに長編アニメ映画というものを見ていなかったのですが、ここまですごい作品を見過ごしていたのか……と深く反省しました。
長井龍雪「心が叫びたがってるんだ。」
長編アニメではこちらも。後半にディストーショナルな懊悩をぶつけてくれたのが、単なる良作で終わらせない強い意思を感じて良かったです。
三池崇史「ビジターQ」
オー、クレイジー。遠藤憲一が陽気にノコギリを振るい、内田春菊が盛大に母乳をぶちまけ、ビジターQは見てるだけ。どうすればいいんだ。
アニソン
OPEDから5曲選びました。
わたてん☆5「ハッピー・ハッピー・フレンズ」
にぎやかでわちゃわちゃしていて楽しくて良いです。昼休みの小学校の校庭感が素敵。個々のキャラソンでは「あかいろリトルリーダー」が好きです。
shami momo「町かどタンジェント」
よいまちカンターレも良いけれどこちらで。こっちは初夏の通学路を想起させる爽やかな佳曲。明るく健全な百合楽曲。
田中望(CV.赤﨑千夏)、菊池茜(CV.戸松遥)、鷺宮しおり(CV.豊崎愛生)「輪! Moon! dass! cry!」
2019年よくわからないアニソンナンバーワンでした。わからないけれど繰り返し聞きたくなる重篤な中毒性。
メリダ=アンジェル(CV.楠木ともり)「異人たちの時間」
2019年のしっとりキャラソンを代表する一曲だと思います。作り込まれた構成で、自然に感情に寄り添わせてくれる名曲。
早乙女二葉・六海・九瑠璃(原由実/日高里菜/小岩井ことり)「UP-DATE × PLEASE!!! ver 2.6.9」
やっぱりTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDの歌ものは良い……。小岩井ことりボーカルの過剰さが心地よいです。あいにゆこぉ~!
気づいたら全部キャラソン関係になっていましたね。声優さんのソロシングルでは鬼頭明里「Swinging Heart」が収録3曲それぞれ違った魅力があり、富田美憂「Present Moment」も伸び伸びした声質を生かした晴れやさが良かったですね。
OPED以外のシングル曲ではなんといってもKiRaRe「ハッピータイフーン」がいっとう好きで、一時期この曲ばかり聞いておりました。びゅーんびゅーんの高揚感。ハロー、ハッピーワールド!も以前の曲も含めてたくさん聞きましたが、2019年リリースでは「ハイファイブ∞あどべんちゃっ」が好きかな。
本
井上夢人「メドゥサ、鏡をごらん」
2019年序盤の読書は未読の井上夢人を全部読もう計画でした。どれも娯楽性に富んだ愉しい作品揃いでしたが、いちばん好みなのは幻想的な雰囲気の強いこちら。
隆慶一郎「鬼麿斬人剣」
隆慶一郎はいままで気になりつつも読んだことがなかったのですが、読んでみたらえらく面白かったです。ハードボイルド的な人間美を感じられてたいへん素敵。
井上靖「しろばんば」
自伝的長編。おぬいばあさんちょっときついな……と思いつつ読み続けて、気づいたらすっかり感情移入していました。気持ちを自然に引き込んでいく強い筆力を感じました。続きも読まなくては……。
吉村昭「少女架刑 吉村昭自選初期短篇集Ⅰ」
吉村昭という作家のイメージは、もっと土着的なリアリズムを重視する人だと思っていたのですが、表現としての先鋭性を求めている部分も強く感じられて意外でした。奥行きの深い作品群でした。
「棋翁戦てんまつ記」
逢坂剛や船戸与一らのハードボイルドのベテランたちの愉快なdisり合いが読めるのはおそらく本書だけでしょう。読んでいてとにかく面白い一冊でした。駒落ちで初手2三飛は本当にひどい(褒め言葉)。あと、不埒な笑顔で日本刀を掲げる夢枕獏の写真が見られるのもたぶん本書だけ。
あ、全部旧刊だ……。2019年のこのミスや週刊文春のベストテンに目を通したら、あまりの読んでなさにちょっとした危機感を覚えたので、今年はもうちょっと新刊に積極的に手を出していきたいところです。
思ったよりも長くなったのでとりあえすこの辺で。アニメ・音楽アルバム・ラジオについても書きたかったのですが……また後ほど!
2018年の10選を色々。
・アニメ
2018年に完結したもののなかから選びました。
アイカツスターズ!
ゆるキャン△
スロウスタート
多田くんは恋をしない
邪神ちゃんドロップキック
SSSS.GRIDMAN
色づく世界の明日から
ゾンビランドサガ
やがて君になる
となりの吸血鬼さん
・アニソン
OP・ED曲に限らず、声優さんのソロ曲やカップリングも含めた広義のアニメソングから10曲。
TrySail「散歩道」
柳瀬舞衣&糸見沙耶香「青空パレード」
内田真礼「Applause」
ワイズマン「ワイズマンの休日」
山田結衣&加瀬友香「明日への扉」
大城あかり「ワクワクシークヮーサー」
夏川椎菜「パレイド」
ソフィー・トワイライト,天野灯,夏木ひなた,エリー「†吸tie Ladies†」
小糸侑,七海燈子「hectopascal」
桜島麻衣,古賀朋絵,双葉理央,豊浜のどか,梓川かえで,牧之原翔子「不可思議のカルテ」
・CD
今年聞いて気に入ったもの。あまり新譜を追いかけている人ではないので、古いものが多いです。
MEGA-G「JUSWANNA IS DEAD」
バズマザーズ「普通中毒」
Luce Twinkle Wink☆「LLTW☆」
内田真礼「Magic Hour」
「宝石の国 オリジナルサウンドトラック」
D'Angelo「Voodoo」
Donald Fagen「The Nightfly」
Post Malone「Stoney」
Chick Corea「Return To Forever」
The Beach Boys「M.I.U. Album」
・小説
これまでにないくらいに年間でたくさん冊数を読んだので、逆に選ぶのが難しかったです。新作・旧作ごちゃまぜでひとり一作。
山田風太郎「婆沙羅」
北川歩実「虚ろな感覚」
諏訪哲史「岩塩の女王」
白井智之「少女を殺す100の方法」
小川哲「ゲームの王国」
小沼丹「お下げ髪の詩人」
京極夏彦「ヒトごろし」
星新一「なりそこない王子」
吉行淳之介「やわらかい話」
今村昌弘「屍人荘の殺人」
・映画
2017年の春ごろから、いままでろくに見たことがなかった映画が急に好きになったので、今年は気づいたらけっこう見ていました。映画館にはほとんど行かないので、主にディスクや配信で見たものです。
デヴィッド・クローネンバーグ「ヴィデオドローム」
デヴィッド・リンチ「イレイザーヘッド」
北野武「ソナチネ」
ブルース・ロビンソン「ウィズネイルと僕」
三谷幸喜「ザ・マジックアワー」
ジェリー・シャッツバーグ「スケアクロウ」
スティーブン・ソダーバーグ「セックスと嘘とビデオテープ」
ミロス・フォアマン「カッコーの巣の上で」
マーティン・マクドナー「スリー・ビルボード」
スティーヴン・ナイト「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」
ひらがなくりすますに行った話
2018/12/12に行われたひらがなくりすますの二日目に行ってきたので、雑感を。あまり知識のないぬるい人の感想なので、そのあたりはご容赦ください。
・音楽関連のイベントに行くのが約一年ぶりだったので緊張しつつ電車に揺られていました。平日のイベントは交通が混雑していなくて良い。
・九段下で同行者氏と合流して開幕までのんびり。都会のパンは都会的な味がする(てきとう)。オフレコトークの釣瓶打ち。Vtuber。
・ちょっと早めに会場入り。客入れの選曲が不思議で楽しい。なぜアイドルイベントの直前にヴィレッジ・ピープルやボーイズ・タウン・ギャングを聞くのだろう。
・開幕。アリーナ後方だったけれど、思ったよりも近い感じ。しかし生来の人の顔の識別の不得手さと視力の悪さのせいでどこにだれがいるのかは曖昧でした。
・九割がたの人がペンライトを持っている。このあたりは声優ライブといっしょなのだなあ。
・「ひらがなけやき」のあとに軽いダンスパート。シンクロしていないダンスを見るのが特に好きなので嬉しい。しているのも好きですが。
・「ハロウィンのカボチャが割れた」のゴンドラ、潮紗理菜さんが完全に反対側だったのが残念。タオルを掲げる準備は出来ていた……。
・通常版しか聞いていなかったので佐々木美玲さんのソロ「わずかな光」は初聴き。素敵。学園青春ものの映像作品の主題歌みたいな雰囲気が心地よい。
・唐突なラップパート。軽くひるんだけれど、楽しいので良い。
・中盤で新曲。のんびり聞く。いい曲。
・衣装が全員違う色だと目が悪くてもだれかわかる。明解だ。
・バルーン、うっかりカバンに入れっぱなしだったので取り出せなかった。こういう使い方をするのか……。猛虎魂を感じました
・「NO WAR in the future」のあたり、ボーカルのエフェクトが不自然だった気がするけれど、大きな音に慣れていないわたしの耳が不調だったのかも。
・アンコール。ほぼ決まりごとだけど、ツアーTにプリーツスカートというのは飾り立てのない感じが好き。文化祭の高校生的な。
・VTRコーナーがあるんですね。WWEっぽい(実際に観戦したことはないですが……)。
・アンコール3曲終わって閉幕。さっさと出たら椅子に座っていた女性にちょっとぶつかってしまって、巨体でごめんよ……。そそくさと謝りました。
・同行者と別れて帰路。持ってきた文庫を電車内で読み終えたので、ぼんやりしながらやはり音楽イベントは楽しいね……たまには行きたいね……とか思っていました。
・わたしは棒を持たずにゆらゆら身体を揺らすほぼ地蔵だったので、周りのアクティブな方々から見たら何が楽しいのか、という感じかもですが、そういう楽しみ方もあると思っていただけれると幸いです。
・そんな楽しい一日でした、とさ。
2017年のアニメソング10選
オリジナル。
カテゴリ: アニメ
今年は各メンバーのソロシングルも良いものが多くて充実した一年でした。
イシュカン・コミュニケーション
カテゴリ: アニメ
病みつきになる曲。せっかくキャラソンアルバムが出たのだから、ちょろゴンず名義の曲がもっとあれば良かったのにな。
カナリヤ [ANIME SIDE]
カテゴリ: アニメ
早見沙織ボーカル、NARASAKI作曲のパンクロック、大好物。
恋?で愛?で暴君です!
カテゴリ: アニメ
なんだ……楽しい……楽しすぎる……。
STARDOM!(TV Size)
カテゴリ: アニメ
アイカツスターズは他にも色々と入れたい曲はあったけれど、いまの気持ちとしてはこの曲で。
Shocking Blue
カテゴリ: アニメ
なんだか懐かしい気持ちになります。声優ブラスロックは増えて欲しいな。
羽ばたきのバースデイ
カテゴリ: アニメ
カップリングのジュディマリカバーもとても良かったです。
GAMERS!
カテゴリ: アニメ
ワイワイしていてかわいらしくて良いです。
雨だれの歌
カテゴリ: アニメ
本編での使われ方も風情があって素敵でした。もちろん曲だけ聴いてもとても良いです。
環-cycle-
カテゴリ: アニメ
吉良知彦関連のアニメソングは素晴らしいものばかりですね。もう新しい曲が作られないと思うとたいへん悲しい。