hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

2006年に読んだ小説で印象に残った10冊

 タイトルどおりの企画です。
冲方丁マルドゥック・ヴェロシティ
 1作目に劣らない傑作。
パトリック・ジュースキント「香水―ある人殺しの物語」
 やっていることはけっこう下品なのに筆致は非常に上品。奇想天外ながらも荒唐無稽にあらず。そして無類に面白い。
森見登美彦四畳半神話大系
 明石さんと結婚する。これが2007年の目標です。
米澤穂信ボトルネック
「夏季限定トロピカルパフェ事件」も素晴らしかったですが、よりダイレクトに伝わるこちらを。
平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」
 ミステリではないような気もしますけど……。生理的にぐぐっときます。
桜庭一樹少女七竈と七人の可愛そうな大人
 美しさの極致に近づいた小説。
連城三紀彦「戻り川心中」
 ミステリ史に残るオールタイム級ベスト短編集。是非ハルキ文庫版で。
古川日出男「ルート350」
「お前のことは忘れていないよバッハ」は今年の短編のベストかも。古川日出男が凝縮されています。
浦賀和宏「上手なミステリの書き方教えます」
 もうたまりません。
トーベ・ヤンソンムーミンパパの思い出」
 ムーミンシリーズ最高です。
 
 ちなみに読んだ本の総数は254冊でした。挙げなかったけど面白かった本も山ほどありました。今年も楽しい読書ができますように。