hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

谷川流「涼宮ハルヒの消失」

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

 やっと買いました。……やっぱり順番どおりに読むべきだった。特に「退屈」の七夕の話が胡乱になっていたのはまずかった。長門の内面の変化も大きかったのに、ぼくはそうとも知らずに以降のシリーズを読んでいたわけで。あー、本当に失敗した。
 そんなこんなでシリーズでもベストクラスの面白さだったのに、それを十全に楽しむことは出来ませんでした。うーむ、残念。
 
 前も書いたけどこのくらいSFSFしてるほうがぼくは好きです。フィリップ・K・ディック「流れよわが涙、と警官は言った」のような「一夜明けたら別の世界に」もの*1で第一章の不安な雰囲気が素晴らしかったです。後半もばりばりのSFで大満足でした。
 キャラの魅力の出し方も申し分無しで、こんな長門さんがいるのならこっちの世界も悪くないな、と思わせながらも、やっぱりいつもの長門さんの方が素敵だなあ、などと考えておりました。結論としてはいつもの長門さんに眼鏡をかけさせれば完璧です。甘噛みされたら興奮死するかもしれません。

*1:今考えた