hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

金原瑞人「翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった」

翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった

翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった

 金原瑞人のエッセイ集。考えてみたら金原瑞人が翻訳した本を一冊も読んでないのに、エッセイを読んでいる。なんだか変な気分ですが、面白かったからいいや。今度小説の方も読んでみようとおもいます。
 エッセイは翻訳についてのものが多数。翻訳小説を普段から読んでいる人なら楽しめるのではないでしょうか。翻訳というのは時が経過したらどんどん新しいものにするべきだ、みたいな文章があって共感しました。いわゆる「名訳」も古びてしまうのは仕方ないことですから、それを生かして新たな「名訳」が創られていけばいいな、と思います。
 そういえば、日本は「翻訳大国」みたいな表現*1があって、少し意外に感じられました。いや、SFとかミステリとかで未訳・絶版の読みたい本がたくさんある身としては……。*2
 
 そういえば、古橋秀之秋山瑞人と、あと上遠野浩平*3も法政なんですよね。ああ、いいなあ。入りたくなってきたなあ、法政。て、手遅れなのは分かってるんだからね!……死のう。

*1:本が手元にないのでうろ覚えです。ごめんなさい

*2:普通に購入できる本で読むべきものを全然読んでいないのは秘密です。読みたい本はキリが無いです。運命です。

*3:学部は違いますが