hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

フィリップ・K・ディック「地図にない町」

地図にない町 - ディック幻想短篇集 (ハヤカワ文庫 NV 122)

地図にない町 - ディック幻想短篇集 (ハヤカワ文庫 NV 122)

 訳者あとがきにあるように、「異色作家短編集」のような味わいの短編が揃っていました。SF色は大分薄く(ハヤカワ文庫NVですし)、普通小説(というのだろうか)に捻りを利かせた感じで悪くはなかったのですが、「ディックを読んだ」という満足感を得られなかったのは残念でした。全体的にやや小粒でまとまった作品が多かったです。
 うーん、ちょっと物足りない。