高橋源一郎「ニッポンの小説 百年の孤独」
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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しかし、高橋源一郎の小説論は、ある意味で小説と区別が付かない気がします。小説論というかたちで小説を書いているのではないかなあ、とも少し思ったりします。
この本では、様々な小説・評論・詩から引用がなされています。中原昌也や「うわさのベーコン」も興味深かったですが、その中でも特に武者小路実篤の「ますます賢く」があまりにもやばくてぶっ飛びそうになりました。(もう89歳だったこともあるでしょうが)どこまでが天然で、どこまでが狙いなのかさっぱり分かりません。ぜひ目を通してみてください。多分ぶっ飛びます。
う、「うわさのベーコン」はamazonのユーズドで15000円からですか。たった7年前の本なのに……。まあ、再版してもまず売れないだろうから仕方ないかもですが。図書館にあったので今度借りてみようかなあ。