hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

飛浩隆「グラン・ヴァカンス」

「象られた力」を読んだ時にも思ったのですが、現実にはないものを目の前にあるかのように描写するのがすさまじく上手いですよね。今作も水晶のように美しく、でも、ただ美しいだけではない世界が広がりを持って描かれています。これが「幻視力」というものでしょうか。素敵な一冊でした。