hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

ジム・トンプスン「ポップ1280」

ポップ1280

ポップ1280

 ユーモアの感覚にしろ、主人公のニックの一人称にしろ、とても悪趣味な小説ですね。歪んでねじくれて、それでもどこか惹きつけられる。そんな小説です。ノワールだけどサイコかどうかわからない。狂っているのか?いないのか?どっちなのかはわからない。
 
 当時の保安官がこんなに過酷な仕事だとは知らなかった。日本の警察官のようなものかと思っていたんですが全然違いますね。給料もいいのでしょうがお金の価値がわからない。