西澤保彦「ストレート・チェイサー」

ストレート・チェイサー (光文社文庫)

　うーん、西澤保彦の作品の中では凡作と言わざるをえない出来ですかね。
　ミステリ要素にあまり感心できるところが無かったところが辛いです。他の西澤作品を色々読んでいると特にそう感じてしまいます。ボーダーが高くなってしまうんですよね。
　でも、スラングを多用した文章は好みだし、リンズィとエミリィ等のキャラも魅力があったので、個人的には結構楽しめました。外国が舞台ですが、相変わらずの読みやすさも流石です。