hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

ジョナサン・キャロル「死者の書」

死者の書 (創元推理文庫)

死者の書 (創元推理文庫)

 これまた強引にぼくの好きな作家に結び付けて考えると、これは初期の村上春樹、具体的にいうと「羊をめぐる冒険」の、あの作中に漂う「不吉な」雰囲気とどこか似通ったものを感じました。
 それと、架空の作家についてのディティールの書き方は「風の歌を聴け」のデレク・ハートフィールドについての書き方に通ずるものがあるような気がしました。
 
 どこでも言われてるけど、このラストは本当に衝撃です。