hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

光瀬龍「百億の昼と千億の夜」

百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫 JA (6))

百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫 JA (6))

 非常に壮大なスケールの物語とそれに見合った重厚な文章が実に良かったです。おそらく一人の作家がそうそう何作も書けるような小説ではないと思います。渾身の力を込めた書かれた作品、という印象です。
 設定の盛り込みもすごいことになっていて、使える要素は使えるだけ使ってやろうという気概を感じました。
 
 それと、阿修羅王様は最高です。どのように最高かはぜひぜひ読んで確かめていただきたいです。がつん、ときました。
 
 もしかして(ネタバレ)魔界塔士Sa・Ga(ここまで)ってこの作品に大きく影響を受けているのだろうか……。