谷川流「涼宮ハルヒの陰謀」

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)

　今回はややネタバレ反転多めなのでお気をつけください。シンプルモードではないアンテナを使っている方などは特に警戒を。しかも長いです。
　
　昨日の夜中に読了したのですが、え、えーと、あまりにも（反転）タイムリーすぎて（ここまで）困ってしまったのですが。いや、とても面白かったのでいいですけど。
　
　小説のつくりとして（反転）（厳密には違いますが)「最後の一撃」ものに近いサプライズ重視なものになっていて、見事にしてやられました。でも、はてななどの感想を見た限りでは多くの人が早くから気づいていたようですね。ぼくはよほど鈍いのでしょうか……。（ここまで）しくしく。
　あまり評判は良くないようでしたが、個人的にはこのシリーズの最大の特徴の（反転）SF+恋愛風味のライトノベル（ここまで）としてとても良く出来ていたと思います。「憂鬱」のラストで味わえたあの気持ちを再び感じました。満足です。
　
　鶴屋さんファンとして出番が多くておなかいっぱいです。できれば「脇役としての存在感」を保ってくれると嬉しいのですが。
　それにしても、まさか（反転）森さんがここまで素敵なキャラだとは……。（ここまで）びっくりしました。
　
ハルモニア*さんがこの小説のイラストを描いておられます。愛に溢れていて非常に素晴らしいので既読の方は是非是非。ただ、日記の文中に軽いネタバレがあるので未読の方はご注意ください。