嶽本野ばら「変身」

変身

　初めての嶽本野ばら。野ばらちゃん、とは呼ばないことにします。なんとなく。
　それで、本の内容がどうだったかというと……。うーん、微妙。どうにも笑ってはいけないようなことをギャグにしてしまっているような気がするのです。ギャグに嘲笑を持ち込むのは苦手なんですよね。別に直接的に何かを嘲笑しているわけではないのですが……。ギャグ小説は難しいものです。
　
　森見登美彦の「新釈 走れメロス」と近い時期に出版された、という事実はなかなかに興味深いですね。