hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

アイザック・アシモフ「われはロボット 〔決定版〕」

 アシモフを読もう、と思って図書館の棚の前に立ったらこの本と「アイ・ロボット」と「わたしはロボット」と何故か3種類もあったので〔決定版〕の文字も眩しい(嘘)こちらにしました。ダニエル・キイスを読むふけった日々から小尾芙佐*1の翻訳を信頼していた、という理由でもあります。実際、本書の翻訳も読みやすく、快適な読書でした。
 
 内容は、ぼくが想像していたよりもミステリ性が強かったです。かの有名な「ロボット三原則」を土台に構築した論理を中心に据えた短編を揃えました、という印象でした。
 これを読むと、アシモフロボット三原則について、非常に早い段階において自分自身で疑問を抱いているのかなあ、と感じました。この段階ではまだその三原則を積極的に侵そうというロボットは登場しませんが、後のシリーズで出てくるようなので、これからも読んでいきたいと思いました。

*1:はてなの書誌情報では「小尾扶佐」になっていますが、多分間違いだと思われます