hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

酒見賢一「泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部」

泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部

泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部

 うわ、すごい面白い……。三国志好きは必読です。無茶苦茶に書いているようで説得力満点の新たな解釈が次々と披露され、読み終わった頃には今までの三国志観が吹き飛ばされることうけあいです。
 前作は孔明が隠居していた頃のお話がメインでしたが、今回は劉備陣営の中で大活躍(主に放火)する孔明の姿に心震わされます(色々な意味で)。
 今までどの三国志系の二次創作(という表現でいいのだろうか)でも格好良いキャラだった趙雲もすっかりただの殺人マシーンです。張飛はまあ、言うまでも無いですね。
 呉の人たちがヤクザとして描かれているのも爆笑ものであります。