hirayama46の日記

とりとめもなく書いています。

アンソロジー「小説こちら葛飾区亀有公園前派出所」

小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所

小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所

 ぼくは小学生の頃からの「こち亀」好きでありましてたが、時が経つにつれ、ジャンプを読まなくなり、単行本も買わなくなり、めっきり縁が薄くなった今日この頃。このマンガのファンの多くはそうでしょうが、ぼくもまた複雑な思いを抱く一人なわけであります……。
 
 さて、そんなことはいいとして、こちらの感想。
 ベテランの作家たちが書いているだけあって、どの作品も卒なく面白いのですが……。どうにも原作とのキャラクターのギャップを感じることが多かったのがなんとも。逢坂剛とか、どのくらい読んでいるのだろうか……。疑問です。
 その中で良かったのは、原作の小ネタや本人のシリーズキャラクターとのリンクに最も上手くいっていた京極夏彦。しかし、寺井の口調が思いっきりマスカマなのはわざとなのだろうか……。
こち亀」のメインキャラの出番をばっさり切ってプラモデル小説にした今野敏も潔くて良かったです。