フレッド・カサック「殺人交叉点」

殺人交叉点 (創元推理文庫)

　うっかりネタばれを見てしまったので伏線拾い中心で読んだ。それでも飽きずに楽しく読めたのはサスペンスフルな展開によるものでしょうか。苦労して訳してるなあ……とか思いつつ。
　併録されている「連鎖反応」もずいぶんと雰囲気の違う作品だったが、ブラックで皮肉なユーモアが心地よかった。意外と多彩な作風で書ける人なんですね。ミステリとしてもなかなか感心させられた。しかし、ソメ警部に何があったのだろうか。
　
　解説は予告してネタばれしていたから良いけど、amazonのレビューはちょっと酷い。要注意です。